日本政策金融公庫 創業計画書の書き方⑥ 〜お借入の状況〜

日本政策金融公庫
こちらの項目には、住宅ローンやマイカーローンなど、プライベートで借入をしているものは全てその詳細を記入します。
 
ちなみに、融資を有利に進めようと借入を隠したとしても必ずバレます。
なぜなら、金融機関は個人信用情報機関でローンの状況を調べることが出来るからです。
また、借入状況のみでなく、過去の延滞履歴や破産等についても調べる事が可能です。
 
ですので、必ず包み隠さず、漏れがないよう入念なチェックを行い記載してください。
先ほどプライベートな借入は全て記載しますとお伝えしましたが、具体的には以下が挙げられます。
 
・住宅ローン
・マイカーローン
・教育ローン
・カードローン
・クレジットカードのキャッシング
・親族や知人からの借入
 
これらについて、以下の項目について詳細に記載していきます。
 
▪️お借入先
金融機関と支店の正式名称を記載します。
 
▪️お使いみち
該当の項目にチェックを入れます。
 
▪️お借入残高
創業計画書を記入時点での借入残高を記載します。
 
▪️年間返済額
1年間に返済している金額の合計金額を記載します。
金額が不定の場合は、次の1年間に返済する金額を記載しましょう。

2.過去のローン情報

過去にどんなローンがあったのか正確に把握出来ていないという方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は、「CIC」という信用情報機関で調べることが可能です。
利用手数料は1,000円かかってしまいますが、正しい情報を得られますので、活用してみてください。

3.審査が通りにくい状況とは

何かしら借入がある方がほとんどかと思いますが、どんな借入があると審査に影響が出るのでしょうか?
 
住宅ローンやマイカーローンなど、一般的に誰もが利用するようなローンはほぼ問題ありません。
審査に影響が出てしまうのは以下のような場合です。
 
・過去5年間に事業以外のプライベートな理由で破産等の債務整理がある
 
・消費者金融等で高額な借入がある
 
このような場合、融資が下りたとしても事業資金に充てるどころか、現在の借入の返済に回ってしまうと考えられてしまいます。
 
また、一度融資申請をして通らなかった場合、その履歴が日本政策金融公庫に残ります。
その場合、半年以上経過しないと再申請出来ない場合があります。
 
もし、上記の事由に該当する場合には、すぐに申請するのではなく、債務整理から5年間経過するのを待つなど、対策をした方が得策です。

4.まとめ

こちらの項目で最も重要なことは、先程も記載しましたが嘘をつかない事です。
事実を隠して審査は通りませんし、嘘は隠し通せませんのでありのままを記載しましょう。
また、その事実を記載することで、確実に審査に通らないと思われるような懸念があるのであれば、期間をおいて改めて申請すべきです。
ご自身の大きな夢を叶えるチャンスですので、焦らず、確実な時に一歩を踏み出しましょう!
 
専門家に依頼して確実に融資を実行されたい方は、こちらからお気軽にご相談ください。

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