日本政策金融公庫 創業計画書の書き方③ 〜取扱商品・サービス〜

日本政策金融公庫
今回お話するこちらの項目では、あなたが創業してから、どのような商品やサービスを提供するのかを説明します。
 
創業しようと思っているのですから、こちらの内容についてはすぐに記入できてしまうかと思いますが、ちょっと待ってください。
 
単に商品やメニューの羅列をしようとしていませんか?
 
本当に売れる内容の商品やサービス内容になっていますか?
 
ありきたりの内容を記入するだけでは、創業しようとするビジネスが成功するものであると融資担当者に思ってもらえません。
 
顧客ターゲットや競合他社との差別化など、どのようにアピールすべきかをお伝えしていきます。
もし私が、料理がとても得意で、イタリアンレストランで修行を積んで、ピザの世界選手権でチャンピオンになったとします。
ですが、開業する場所が高齢の方がほとんどの地域で、果たして成功しますでしょうか?
 
最近は高齢者の食生活も変わってきているとはいえ、当たり前ですが、若者が多い街で開業した方が成功は目に見えています。
 
また、別の視点となりますが、若者に人気の地域とはいってもターゲットを幅広く考えすぎてはいませんか?
 
ターゲットが多い場所というのは、競合も多く存在します。
熾烈な競争を勝ち抜くのも、それはそれで多大な困難が待ち受けています。
 
それらを踏まえて、適切なターゲットとなる顧客がいて、競合他社が多くはない場所を選択しなければ、どんなに自身の能力があったとしても成功は出来ません。
 
あなたが創業しようとしているビジネスのメインターゲットは明確ですか?
 
もう一度改めて考えてみてください。
 
そして、開業しようとしている地域の人口や年齢層など、本当に適切な場所なのか、しっかりと市場調査を行ってみてください。

2.競合他社との差別化

先程も少し触れましたが、ビジネスには当然ですが競合他社が存在します。
 
それらに勝っていかなければ成功は手に入りません。
 
あなたの商品やサービスが選ばれる理由は何でしょうか?
 
競合と同じ商品・サービスを取り扱っている場合、差別化されたポイントがなければ、お客様の多くは値段で判断し、価格競争に巻き込まれます。
 
もちろん、他社より安く提供できる根拠があって、低価格を売りにするのであればそれも差別化の一つですが、そうではなくて単に価格競争に巻き込まれているだけでは、利益率が低下するだけです。
 
先程の例を挙げれば、ピザの選手権でチャンピオンになったというのも一つの差別化となります。
何故なら、チャンピオンになれる人は限られており、お客様はその味を食べたいと思うからです。
 
以上の話を踏まえて、もう一度ご自身の競合他社にはない、独自のポイントを探してみてください。

3.集客の方法

さて、適切なターゲットを選定し、競合との差別化も図れたら、あとはどのように集客を行うかです。
 
新聞広告やDMなど限られた方法しかなかった昔と違い、現代ではインターネット広告やSNSなどインターネットを使った様々な集客方法があります。
 
ですが、こちらもターゲットに合わせた方法で行わなければ、時間とコストが無駄にかかるだけです。
 
例えば高齢者がターゲットであれば新聞広告が有効かも知れませんし、若者がターゲットであればSNSが有効かも知れません。
 
また、商品やサービスによっても集客方法は異なってくるかと思います。
 
競合他社がどのような広告を行なっているかなどもしっかりと調査を行い、ご自身のビジネスに合った集客方法を検討してみてください。

4.まとめ

前回までも同様のお話ししましたが、創業計画書を書くということは、単に融資を通すことだけが目的なのではありません。
 
融資が通るということは、すなわち成功する可能性の高いビジネスモデルということです。
 
つまり、創業計画書を入念に作成するということは、ビジネスが成功する可能性を高めるということに繋がります。
 
今回お話ししたターゲットや競合他社との差別化ということも、ビジネスの成功には欠かせない内容だと思います。
 
融資を通すことだけにとらわれず、ご自身のビジネスを確実に成功させるために、しっかりと見直してみてください。
 
専門家に依頼して確実に融資を実行されたい方は、こちらからお気軽にご相談ください。

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